CDD
ノルディックさんお借りしました
グロ注意
自傷表現あります、苦手・嫌悪感を感じる人はご覧にならないで下さい。
若干どころかめちゃくちゃ読みにくい。
てかこれ裏だろとツッコミを入れたい。まぁ中身出てないから大丈夫と信じている。
でも自分で書いてても「気持ち悪くなるだろうな」と思ったので、ほんとグロとか流血とか狂気的な表現苦手な人は見ないほうがいいです。一応表現ひらがなで緩和してるつもりなんだけど・・・
ノルさん巻き込んで申し訳ないです。
まぁ、カイトが病んでるどうしよう。でも暴走してたらこんな感じなんだろうとは思う。
人を傷つけたならなおさらこうなんだと思う。
頑張って読んでくだしあとしかいいようがないわけですよ。
壊れてはいないんだけど、病んでる。
2/19 修正
ガラスが無かった。
俺が度々ガラスを割るものだから、ガラスが無い部屋に移動させられてしまったのは昔の話。
体中がドクドク言っている。嗚呼血が見たい血が欲しい。でも腕を傷つける為のガラスは無い。
仕方無い。別にガラスで無くてもいいのだ、ガラスが一番楽なだけで。
取り出したナイフは刃がこぼれていた。最近使っていなかったからな、なんて考えるのは一瞬で、考え終わる頃には刃は腕に下りていた。
ザリ…
所詮刃こぼれしたナイフ、滑らせるなんて生易しいものでは切れるはずは無い。皮膚の上、ナイフを引きずる音がする。
血は出ない。
ザリザリ…
血は出ない。
苛立ちのままにナイフに力を込めた。
ぶち
先が少し、皮膚にめり込んだ。血がぽつり、と申し訳程度に顔を出す。
はぁ、と悦の入った吐息が漏れた。また後悔するのだろうか、でも今はいい。
ザリ…ぷち…
刃が皮膚を引きずる音と、肉を引きちぎる音が交互に聞こえる。この間の傷はまだ癒えていない。痂を刃で引きちぎれば、皮膚が痂に引っ張られ破け血が溢れる。
ザリ…
痛みは感じ無い。血の欲求の方が強い。ある意味でトランス状態なのかもしれない。脳内麻薬というものがあるらしいけど馬鹿な俺には分からない。もしかしたらそれが出ているのだろうか、だからこうも血が欲しくなるのだろうか。頭がジンジンするのだろうか。
ザリ…ザリ…
血が腕を伝う感触。血を滲ませた筋は何本あるだろうか。
ザリザリ…ザリザリ…ザリ…皮膚を少し傷つけた筋は沢山あるのだ。血を恵む筋はいくつあるだろうか。ザリザリザリザリザリ…まだまだ数えられる自分自身で作るのだ血は筋ザリもっともっと沢山必要で沢山沢山血が見タイザリザリザリザリザリ血ガ血ガモット沢山血ガモットこの一族の呪いを血ガ見タイ筋沢山筋見タイ血ガモットモット血ガ血ガ血お血ガ見さえるタにイは見タイ欲シイもっと血が欲シイ見タイガザリ…ザリザリザリザリ血ザリザリザリ…ザリ血ザリザリザ見タイリ見ザタリザリ…ザリ血ザリザ血リザリザ欲シイリザ血見タイリザリザリザ沢山リザリ沢山ザリザリザリザ血リザリ筋ザリザ血リザリザ見タイリザリザ血リザリザ血リザリザ血リザリザリザ血リザリザ血リザリ血ザリザリ血ザ血血リザリザリ血血血血ザリザリ血ザリ血血血血血血ザリザリ血血血血血血血血血血血血血血血血ザリザリザリ後ザリザリザリザリ血ザ悔リスザ血リザリザ欲シルノイリザ血見タイリザリザリザ沢山リザリ沢山ザリザリザリミナザ血リザリ筋イデザリザ血リザリザ見タイリザリザ血リザリザ血リザリザ血リザリザリザ血リザリザダ血リザレリ血ザリザリ血ザ血血リザモリザリ血血血血ザリザリ俺ヲ血ザリ血血血血血血ザリザリ血血血血血血血血血血コンナ血血血血血血ザリザリザリザリザリザリザリ血ザリザ血リザリザ欲シイリザ血見タイリザリザリザ沢山リザリ沢山ザリザリザリザ血リザリ俺筋ザリザ血リザリザ見タイリザリザ血リザリザ血リザリザ血ヲリザリザリザ血リザリザ血リザリ血ザリザリ血ザ血血リザリザリ血血血血ザリザリ血ザリ血血血血血血ザリザリ血血血血血血血血血血血血血血血血ザリザリザ見リザリザリザリザナイリ血ザリザ血リザリザ欲シイリザ血見タイリザリザリザ沢山リザリデ沢山ザリザリザリザ血リザリ筋ザリザ血リザリチガザ見タイリザリザウ血リザリザ血リザリザ血チガリザリザリザ血リチチチザリザ血リザリ血ザリザリ血ザ血血リザリザリ血血血血ザリザリ血ザリ血血血血血血ザリザリ血血血血血血血血血血血血血血血血ザリザリザリザリザリザリ「かいクン?」
ザリッ…
「………」
ゆっくり顔を上げ、その人物を認識した。
血ダメガタリダメナイダメダメ。
ダメだ。やめろ。違うあれは、あの人は、俺のタリナイたいタリナイせタリナイタリナイつタリナイタリナイタリナイタリナイタリナイタリダメナイダメダメダメダメダメダメ
カランッ…
手からナイフが滑り落ちた。
それを拾う手は真っ赤じゃない。綺麗な手。
それが
「かいクン、イタイ?」
綺麗な腕を、
ぶち……
「ノルたんもイタイよ。ヒャハ…ヒャハハ…ヒャハハハハハハハハハハ!!!!!!!」
時間が止まった気がした。何年も、何百年も経った気がした。
自分がまるで石になったかのようで、瞬きさえもせずそれを見ていた。
腕が赤く染まるのを見ていた。
すぅ、と頭がクリアになって、腕が痛くて、目も渇いて痛くて、喉が張り付いて声が出なくて、何もかもが痛くて。
とにかく痛かった。
「………の…」
「かいクンはねぇ、悪くないよぉ。ノルたんがみんなみ~んな悪いの、ヒャハ!!ヒャハハハハハハハハハハ…ハハハハハ!!」
コワレタ
「ちが…う……」
狂ったように、ノルはずっと笑っている。
「違う違う違う…ちがう……悪いのは……悪い…のは…」
ぶち
ぶちぶちぶち…
無意識に腕の傷に爪を立てた。
肉が爪の間に入り込む感触、自分を抱えそう、まるで恐怖に震える子供。
大切な物を壊して二度と戻らない直らないそんな恐怖に怯え震え泣く子供。
「悪いのはね、ぜぇんぶノルたんだよ。かいクンは何も悪くないの。ノルたんが壊しちゃった。ヒャハ!!ヒャハハハハハハハハハハ!!」
フラフラとこちらへ歩むノルを無意識に抱き留めて、雪崩るように一緒に崩れ落ちた。
「わるい…のは」
腕から血が伝い、床に水溜まりを作っていた。
俺の腕から血が滝のように伝い落ちてそしてノルの腕から伝う血が交じりあってそして何か込み上がってきてそして自分が押し出されるような感覚がしてそしてそしてそしてそしてそしてそして
壊れたの壊れてるの違う違う壊れてなんかいない壊れたいんだ壊れていたいんだそうすればもう壊れない違う違う違うそんなの違う壊したくないんだ壊れていれば壊す事もないんだ近づかないで触れないでお願いだから壊れないで俺が悪い俺が悪いから壊さないで壊れないで自分で自分を壊さないでお願いお願いお願いお願いもう失いたくないよ壊されたくないよダメダメダメこれは俺じゃない違う違う違う俺は俺が俺で俺は壊れてない壊れてない俺は俺は俺は俺は壊れた壊れた壊した俺が壊した壊した壊れたこれは俺が悪い俺が悪いだってそうだ何もしていないんだ俺がそう俺が違う違う俺が悪いんだ悪くない悪くない悪くないんだ俺が悪いんだだからダメダメダメダメ俺が俺が俺がいけないダメ壊さないで壊しちゃいけないダメダメダメダメダメ壊れないでお願い俺を見ないで触れないでこんな俺をダメダメ守らないでお願いだから傷つかないで壊れないでいなくならないでお願いやめてお願いだから壊れないでこれ以上崩れないでダメダメいけないいけないこれはああああいやだああああああああああああダメダメダメダメダメあダメ嫌だ俺は悪い悪い悪い俺がああああ俺が俺が俺が俺が俺がこれは俺が俺がやったそう俺がやった俺が悪い俺が俺が俺のせいで壊れた壊れた壊れたダメダメダメダメ俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺が壊した壊した壊れた赤い赤いアカイアカイ皆赤いアカイアカイアカイアカイこれはこれでこれが血で血で望んでない違う嫌だやめてお願いいやいやいやいやいやいやいやいやお願いダメダメ嫌だやめて壊れないでお願いもう目の前でウシナイタクナイウシナイタクナイいやいやいやいやいやい
何かが切れた音がした
「うわあああああああああああああああああああああ!!!!」
ワルイ ノハ オレ ダカラ
ダカラ
コワレナイデ
オレノ
タイセツナ
笑い声と慟哭だけが響いた。
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