GWP企画
WDレイタ編
ユキマサさん、レイタチームの皆さんお借りしました!
BL注意
レイタの告白編
反転大好き鉱さん今回は何処に反転入れたでしょうか。
そう、それは。
何処から始まったのか覚えてなどいない。ただ気付いたのはほんの最近。
バレンタイン?
皆がユキのプレゼントに喜ぶ中こっそりと渡されたハート。
否、違う。
ぷつり、と音がした時だった。
ミサンガ
足元に落ちたミサンガ。
俺は何を考えただろうか、嫌に頭が冷えた気がする。
そうその時、その時だった。何故だろう、
嗚呼、好きなんだな
そう思った。
「レイター?」
「…どうした、スズリ」
「ボーッとしてどうしたの?」
「次、何処行くか考えてたんだ」
「えっ!?ねぇねぇ!!次何処行くの!?」
「そうだな…綺麗な石、探しに行くか」
「綺麗な石?」
「あぁ。たまには遺跡以外の事も勉強しないとな」
「ユキ」
「うわぁ!?レイ!?」
何時からいたの!?と驚いてワタワタしている。
背後に立ったのが悪かったのか。
「さっきだ」
「そう…えーと、どうしたの?」
「ホワイトデー」
「あれ?前貰ったけど…」
そう、前にお返し、とクッキーをあげた。
「あれはケーキのお返し。これはチョコの」
「あ…あれはその…!!」
「前からあげたかったのもある」
手、と言えば怖ず怖ずとユキは手を出した。
その上に置く手の平サイズの箱。
「これは…?」
「俺が大切な仲間に贈っている物、ユキは知っているだろう?」
「石の…ペンダントだよね?」
肯定の代わりに箱の蓋をあける。
「綺麗な石だね」
「花言葉と同じように、石にも言葉がある」
「え…?」
「この石はムーンストーン。意味は…」
パタン、と蓋を閉じた。
「自分で調べてくれ」
「あれっ」
教えてくれないの、とユキは苦笑した。
ユキだってハートを内緒で渡したんだ、俺だってこれ位許される、と信じている。
「答え、待ってるからな。ちゃんと調べるんだぞ」
「うん…?分かった」
「レイター」
「何だ?」
「えぇと…あの見つけた石…なんだっけ」
「ムーンストーンでしたね、レイタが落ちてきた土砂に埋まりながら見つけたんですよね」
「そうそれ!!むーんすとーんどうしたの?」
「レイたんあの石誰かにあげるって言ってたよねん?」
「そうなの!?」
「あ…あぁ…」
「誰にあげたの?」
「おねーさんも気になるなぁ~?」
「…それは」
「言うなジルコニア」
「…分かった」
「えー!!」
「おーい!!夕飯出来たぞ!!」
「よし、皆。夕飯だ」
「あ!!レイた~ん…」
「あれ…ムーンストーンの意味は確か…」
「どうしたの?エム?」
「…いえ、何でも」
ムーンストーン
宝石言葉:純粋な愛、愛の予感
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