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【2025/07/03 11:25 】 |
握る手は力強く

R.N!企画
ボーラ君、ハロウちゃんお借りしました。

握った手は熱かった。


「何で貴方といるとこう、面倒な事になるんでしょうか」

「オイラのせいじゃないからな!?」

「静かにして下さい、見付かりますよ」


普通に、普通に道を歩いていただけなのに。
いきなり走ってきたボーラに手を引かれ、気付いたら何処かのマフィアと追いかけっこ。
今は裏道に潜んでいるが、まだマフィアは辺りをうろうろしていた。
全く、しつこい。しつこい奴は嫌われますよ。なんて。


「…早くどっか行かないかな」

「そうですね」


こっそり辺りを伺って、そう呟いた。
まだうろうろと探しているようだ。


(あ…手)


握ったまま。
意外に大きな手なんだな、なんて嗚呼、何考えてるんだ!!
男らしいな、とか、ときめいたりはしていない!!断じて!!
ふと、何で慌ててるんだろう、と思った。別にやましい事を考えてる訳じゃな…


「どうした?ハロウ」


ひょい、といきなりボーラの顔が視界いっぱいに広がった。


「うわっ!!」


ぼんやりしていたらしい、具合でも悪いのか、と言いたそうな、心配そうな顔をしている。


「どっか怪我した?」


それとも熱?と、ボーラはこつ、と額をぶつけてきた。
近い近い!!顔近い!!


「熱は無さげ、だけどな」

「ちょっ…」

「ん?やっぱり怪我?」

「いっ…いえ!!何でもっ!!」

「ならいいんだけどさ、声デカイって」

「…すいません」


もう少し手を握っていたい、なんて断じて思っていない!!決して!!
でも手を離さないのは、自分の手が冷たくて、ボーラの手が温かいから、という事にしておく。

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【2010/02/01 22:18 】 | R.N!企画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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